”うえむら”て どんなとこ?

 横川駅舎と同様に約50年の歴史を持つ植村地区住民の私設による駅舎です。
 さすがに、トタン屋根の腐食がひどく柱の丸太は虫食い状態で肥薩線の景観をも損なう恐れを感じ、地域の街づくり委員をはじめ植村駅舎の名誉駅長が賛同し、肥薩線の美観を壊さない、目立たない、無人駅らしい駅舎を目指して昨年度改築されました。

 

地域有志で建て替えたちっちゃな駅舎
地域有志で建て替えたちっちゃな駅舎

『馬頭観音』
馬頭観音とは、馬頭観世音菩薩、馬頭観自在菩薩または馬頭明王とも呼ばれ、インドのサンスクリット語で「Hayagri<長音>vah(ガヤキリバ)」といいます。馬が絶えず草を食むように、一切の煩悩を食い尽くかのごとく衆生を救済されます。その姿は忿怒形で体は肉赤色、頭上に馬を頂きます。日本の民間信仰では「馬頭」というところから、牛馬や家畜の守り本尊、または五穀豊穣や道中安全の仏として信仰されます。お参りされる際には、馬頭観音の真言「オン アミリトドハンバ ウン ハッタ」あるいは「南無馬頭観世音菩薩」を三遍または七遍・二十一遍お唱えします。

 が、最近では5月田植えが始まる時期に環境の周辺整備をして供養をし五穀豊穣をお祭します、そしてトラクターや田植え機の整備をして田植えに備えます。

 

『つり橋』
中島橋の上流に位置し上植村地区の県道50号線から金山川を渡り向植村地区に架けられたつり橋。

 以前は農耕用や近隣住民の生活通路として、整備維持されてきましたが、車社会の今では農耕用として使用されています。

 ここは、知る人ぞ知る絶景ポイントです。